人生逆転Fラン大学生

怠惰を極め二浪の末Fラン大学生になった男があがき始めた物語

お金の原則

今回読んだ本は邱永漢さん著のお金の原則

タイトルからして多くの人が興味を持つ内容である。お金はとても大事だ。よく命とお金どっちが大事なんだと言った議論を聞くことがあるが、そんなもの比較することはできない。しかし、命と比較されるぐらいお金は大事なものであるということも言える。

 

そんな大事なお金について書いてある本がこのお金の原則である。

 

そこまでページ数があるわけではないため比較的すんなり読める本だった。しかし、内容は非常に濃いもので多くの人に参考になる本である。

 

まずこの本で一番覚えておかなければいけないことそれは「お金はめちゃくちゃ大事」だということ。

「よ〜く考えよ〜お金は大事だよ〜」というcmがあったけどあれはお金を大事にしていない人が利用するサービスのcmだったような気がしないでもないw

 

そんなことは置いておいて、お金を大事にしようだなんてそんなこと知ってるわと突っ込まれるかもしれないが、本当に知っているか胸に手を当てて考えてみてほしい。お金は大事だと思っていても意外と無駄な出費をしている人は多いのではないか。

 

まずお金というものは入ってくる量より出ていく量を少なくすれば貯まる。これは小学生でもわかることだ。しかし、お金を自由に使えるようになったみなさんは本当にわかっているだろうか。意外と特に何も考えずにお金を使って毎月毎月ギリギリで生活をしていないだろうか。

 

僕はそうだった。何も考えずにお金を使って、ギリギリの生活をして何か心にお金に対する恐怖のような感情を抱いていた。

常に心にモヤモヤを抱いている生活というものは想像以上にきつい。特にお金が大好きだと自負しているため余計なぜかわからないモヤモヤのようなものは大きくなっていった。

 

そんな時に読んだのがこの本である。この本ではお金に関するごく当たり前のことが書いてある。お金を大事にするなんて小さい頃から言われてきたことだ。しかし、そんなことでさえ意識して生活することができていない自分がいることに気がついた。

 

この本を読んでお金の収支をしっかりと管理してみることにした。そうしたらまず大きな変化が生まれたことに気がついた。それはお金への漠然的な不安が消えたのだ。今まであった大きなモヤモヤが晴れたことによって思考が明確になり自分の中の幸福度が上がった。

 

そして、もう一つ変化があった。それはお金をどう稼ぐかやお金をどう使うかを具体的に考えるようになったことである。例えば、お金を稼ぐためにはバイトをもっと増やす、しかしただバイトをしているだけでは将来大きなお金になることはないから大きなお金にするためにどのような行動を取ろうかというような感じである。

 

このようにこの本を読んだことにより漠然とお金の管理をするのではなく、収支をより鮮明に記録し記憶することができるようになった。そうすることで人生において重要なツールであるお金を少しは使いこなせるようになった。

 

またこの本を読んでいて改めて感じたことがある。それは人生に一発逆転や急な成功はないということである。このブログは人生逆転を狙った男の備忘録であるが、人生に一発逆転などはないことを肝に銘じてコツコツと自分にできることをやっていくしかない。